PB(プライベートブランド)商品

生活費の経費節減において、重要な位置を占めるのが食費です。
この食費の経費節減で注目されているのが、PB(プライベートブランド)商品です。
PB商品は、卸業者や小売業者が自社で企画・開発を行う独自ブランドです。
パン、パスタ、カップラーメンなど様々なPB商品が現在流通しています。
これに対してメーカーが生産し、卸を通して小売業者に流通させるブランド商品は、NB(ナショナルブランド)商品と呼ばれます。
大手スーパーはPB商品開発に力を入れています。
商品の製造はメーカーに委託して卸などの中間流通をはぶくことができる他、メーカーと直接交渉してコストを安く抑えることができます。
また、宣伝広告費も抑えることができるので、消費者に価格を抑えた商品を提供できます。
NB商品に比べ、1割～4割程度安い価格となっています。
PB商品がこのように安価で購入できるため、景気悪化や原料高騰による物価高に伴って売り上げが伸びています。
現在は、スーパーだけではなく、コンビニでもPB商品を扱うようになりました。
また、PB商品は食料品だけにはとどまらず、洗剤などの日用品やランドセルなどのPB商品も販売されています。
イオングループの「トップバリュ」、セブン＆アイ・ホールディングスの「セブンプレミアム」、ローソングループの「バリューライン」などが知名度が高いPB商品です。
品質を下げることなく低価格を実現しているPB商品を選ぶことは経費節減のアイデアでもあり、営業戦略のアイデアの1つにもなっています。