妊娠中のダイエット

妊娠しながらダイエットをする方がいるようです。妊娠によって体重が増えることはごく自然なことです。体重の増え方は大体８㎏くらい、元々体重がある人は５㎏、スリムな人は10㎏くらい増えることがあります。基本的には、ダイエットは妊娠中にはしない方がいいでしょう。食事制限や低カロリーの食事、激しい運動などの極端なダイエットや身体に負担のかかるダイエットの場合、お腹の中の胎児の成長の妨げとなる恐れがあると考えられるからです。けれども、妊娠中毒症などを避けるためには、体重は適度を保ち増えすぎないよう気をつけなければなりません。出産までに体重が増えすぎて、定期検診で少し減らすように担当医に言われてしまうという方もいるようです。また、妊娠をすると便秘になりやすいと言われています。便秘になると肥満になりやすいといいます。便秘解消には食物繊維を含む食べ物や充分な水分摂取が効果的です。ダイエットを妊娠中にすることは好ましくありませんが、規則正しく栄養バランスの取れた食事をすることは大事です。一日１～2時間くらいかけてゆっくり散歩をするなどの軽い運動を習慣にする等、体調管理に気をつけて生活することも妊娠中にはおすすめです。妊娠前よりも健康的な毎日を送れ、妊娠中にしか持てない有り余る時間を有効利用できます。妊娠中のダイエットとは、激しい運動や食事制限ではなく、規則正しい生活習慣や適度な運動、偏りのない食生活のことかもしれません。